早稲田大学・美濃加茂市文化交流事業共催展「美濃のキリシタン　秘められた祈りの証し」

開催エリア: 大久保・高田馬場・早稲田ヴィレッジ
ジャンル: ミュージアム地域文化

日本のキリスト教は、宣教師フランシスコ・ザビエルによって信仰の種が蒔かれたことを端緒とします。美濃地方においては織田信長やその子・信忠などの為政者の庇護下に広くさかえ、その当時、各地に多くの信者-キリシタン-が生まれました。間もなく突入した禁教の時代からは、全国的に徹底した監視・摘発が行われるようになり、特に寛文年間（1661-1673)の「濃尾崩れ」と呼ばれる大検挙は一帯の地域を大きく揺るがすものでした。

しかし、こうした状況下でも可児・加茂地域をはじめとした美濃にも少なからず信者が存在し、確かな祈りの灯を守り伝えていたことは、今も各地に伝わるさまざまな資料や伝承によって知ることができます。

元治2（1865）年、長崎・浦上村の潜伏キリシタンが大浦天主堂の神父に信仰を表明したという「信徒発見」から今年で160年。日本キリスト教史上で軌跡とされるこの出来事を契機としたキリシタンの国際的な問題には、早稲田大学の創設者・大隈重信（1838-1922）が深く関わったことでも知られています。

この展覧会ではキリスト教伝来から明治期までの展開をたどりながら、残されたさまざまな”証し”を手掛かりとして、美濃に息づく多様な信仰のかたちを紐解いていきます。地域のキリシタンの歴史を深く見つめ、祈りを捧げた人々の姿とその思いについて考えるきっかけになれば幸いです。

開催日程: 2025年11月21日（金）～12月21日（日）
休館日：水曜日（※ご来館の際には、ウェブサイトなどで開館に関する最新情報をご確認ください。）
開催時間: 10:00～17:00
会場名: 早稲田大学歴史館企画展示室
住所: 新宿区西早稲田1-6-1　早稲田大学早稲田キャンパス1号館1階
イベントURL: https://www.waseda.jp/culture/news/2025/11/15/34262/

出演者: -
料金: 無料
申し込み方法: -
チケット取り扱い: -
アクセス: 東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩5分
お問い合わせ: 早稲田大学歴史館
03-6380-2891
☎ reki@list.waseda.jp
https://www.waseda.jp/culture/about/facilities/rekishikan/
バリアフリー: 車椅子
多言語対応: -
登録団体: 早稲田大学歴史館