新宿区立林芙美子記念館

林芙美子記念館は、代表作『放浪記』『めし』『浮雲』などで知られる作家・林芙美子が、昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月28日に亡くなるまでの10年間住んでいた家です。
芙美子は明治36年(1903)に福岡県の門司で生まれ(山口県の下関説もあり)、幼少時代は九州各地や尾道で過ごし、尾道の高等女学校を卒業した後、大正11年(1922)に上京しました。上京後は様々な職を転々としながら、作品を書き続け、昭和5年(1930)に『放浪記』が改造社から刊行されると、一躍、流行作家となりました。
昭和5年(1930)、上落合の借家に移り住み、昭和14年(1939)に現在の記念館のあるところに土地を購入し、家を建てることにしました。
この家を建てるにあたって、芙美子は200冊にも及ぶ参考書を読み、腕のいい大工を探し、建築家・山口文象に設計を依頼し、昭和16年(1941)竣工しました。客間よりも茶の間や風呂、台所など毎日の生活に関わるところに十二分にお金をかけた、芙美子のこだわりが家のあちこちに見ることができます。庭園では、四季折々の草花をお楽しみいただけます。
また、展示室ではテーマ別に年4回の展示替えをおこなっています。
- 郵便番号
- 161-0035
- 住所
- 東京都新宿区中井2-20-1
- TEL/FAX
- 03-5996-9207/03-5982-5789
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- URL(日本語)
- https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/fumiko/
- アクセス
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