入江一郎 個展「ナポリタン・コレクション」
入江一郎「ナポリタン・コレクション」 ロサンゼルスより作家来日!
- 開催エリア
- 牛込神楽坂ヴィレッジ
- ジャンル
- 美術 写真 多文化

eitoeikoでは「しいペタパッチン」「ペタン師」「グーグルハイム・コレクション」につづく入江一郎の4度目の個展「ナポリタン・コレクション」を開催します。幼少時に日本から米国に移住し、現在までロサンゼルスで制作する入江はクレアモント大学院で学んだのち、フルブライト奨学金の授与を契機にメキシコに7年間滞在しました。そのため日本と米国、メキシコ文化という多角的な視点をもっています。
日本で親しまれているナポリタン・スパゲッティは、太平洋戦争終戦後、日本に進駐したダグラス・マッカーサー元帥のために横浜のホテルニューグランドの総料理長入江茂忠によって考案されました。入手できる食材が困難な時期に、創意工夫によって米国人の舌に合うように開発されたのです。80年経った現在では、オシャレっぽい響きにも関わらず限りなく庶民的な日本独特の「イタ飯」として定着しています。一方でナポリタン(Neapolitan)といえば、アメリカ合衆国ではパスタではなく、アイスクリームの代名詞となっています。本展で入江は言葉遊びを調味料に、様々な名画と映画俳優、ミュージシャン、漫画のキャラクターなどの雑多なモチーフをマッシュアップしています。入江のコレクションは、南北アメリカ大陸最大のコレクションを誇るメトロポリタン美術館のように広がりました。そして名画に見られる芸術の普遍性の中にも、時代によって様々に捉え方が変化していく流動性が潜んでいることを示します。またコレクションの写真部門から、リチャード・プリンスにインスピレーションを得た『Princetagram』も展示します。こちらは「王子」を示す言葉に基づいて制作された神話の不確実性についての寓話です。皆様のご来廊をお待ちしております。
入江一郎
1969年東京生まれ。2歳より家族と共にロサンゼルスに移住。1994年カリフォルニア大学サンタバーバラ校卒業。2001年クレアモント大学院大学修了。2001~02フルブライト奨学金を得てメキシコ留学、その後7年間滞在する。現在オクスナード・カレッジ、ライマンアーツにて教鞭をとる。近年の参加展にTales from the Googleheim(Rio Hondo College Gallery 2024)、グーグルハイム・コレクション(eitoeiko 2023)、Bridging the Pacific(トーランス市美術館 2023)、デストロイ・オール・モンスターズ(eitoeiko 2021)、めがねと旅する美術展(島根県立石見美術館、静岡県立美術館、青森県立美術館 2018)、トランスパシフィック・ボーダーランズ(パシフィック・スタンダード・タイム展の一環として 全米日系人博物館 2017)ほか多数。
- 開催日程
- 2025年5月31日(土)~6月28日(土)
日曜日、月曜日休廊 - 開催時間
- 12:00-19:00
- 会場名
- eitoeiko
- 住所
- 新宿区矢来町32-2
- イベントURL
- http://www.eitoeiko.com/
- 出演者
- 入江一郎
- 料金
- 無料
- 申し込み方法
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- チケット取り扱い
- -
- アクセス
- 東西線 神楽坂駅 徒歩5分
- お問い合わせ
-
eitoeiko
☎ 03-6873-3830
http://eitoeiko.com/ - バリアフリー
- -
- 多言語対応
- 英語
- 登録団体
- eitoeiko