別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ 早稲田大学演劇博物館 特別展
- 開催エリア
- 大久保・高田馬場・早稲田ヴィレッジ
- ジャンル
- 演劇 美術 伝統文化 その他

写真:谷古宇正彦 イラスト:べつやくれい
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そよそよ族伝説』「おおうみの図」 別役実画(推定)
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写真:小林洋
本展では、日本の現代演劇に多大な影響を与え、昨年惜しまれつつ逝去した別役実氏が劇作家として地歩を固めるまでの軌跡を、新資料によってたどります。独特な文体とユーモアが天才の片鱗をうかがわせる小中学生時代の文集や多感な高校時代を想像させる詩集、演劇と出会った早稲田大学自由舞台時代の自筆ノートなどをとおして、少年から大人へと変容し、やがて劇作家となってゆく別役氏のことばの遍歴を追いかけます。
本展が初披露となる豊富な新資料のなかでも特筆すべきは、幻の処女戯曲と言われてきた「ホクロ・ソーセーヂ」の自筆原稿と、初期の傑作『象』の元になった散文「アカイツキ」です。これらの資料は、まさに劇作家・別役実誕生の瞬間を私たちに追体験させてくれるでしょう。
別役氏は、常に犯罪や社会問題の背後にある不可視の構造を洞察し、社会の片隅でひっそりと生きる声なき者たちに耳を傾けてきました。コロナ禍を予言したかのような『街と飛行船』を70年代初頭に書いた別役氏の声に、私たちも耳を澄ませてみたいと思います。
- 開催日程
- 会期:2021年6月3日(木)~8月6日(金)
休館日:6月2日(水)、16日(水)、7月7日(水)、22日(木・祝)、23日(金・祝) - 開催時間
- 10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
- 会場名
- 早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室
- 住所
- 新宿区西早稲田1-6-1
- イベントURL
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※新型コロナウイルス感染症の影響により、延期、または中止の可能性があります。最新の情報は主催団体にお問い合わせください。
- 出演者
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- 料金
- 無料
- 申し込み方法
- 申込不要
- チケット取り扱い
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- アクセス
- ・JR山手線・西武新宿線 高田馬場駅(早稲田口)から 都営バス(学02系統)「早大正門」行 終点下車 徒歩2分
・東京メトロ東西線 早稲田駅(3aまたは3b出口) 徒歩7分
・都電荒川線 早稲田駅 徒歩5分 - お問い合わせ
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早稲田大学坪内博士記念演劇博物館事務所
☎ 03-5286-1829
https://www.waseda.jp/enpaku/ex/11826/ - バリアフリー
- 車椅子、その他
- 多言語対応
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- 登録団体
- 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
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