【特集展示】絵を見るまなざしー坂崎坦と坂崎乙郎のあつめた絵画を中心に

開催エリア
大久保・高田馬場・早稲田ヴィレッジ
ジャンル
美術

和田三造《けし》制作年不明、油彩・キャンヴァス

坂崎坦(しづか) (1887-1978) とその次男乙郎 (1928-1985)は、戦前から戦後にかけて早稲田大学で主に西洋美術史を教えました。二人はまた多くの美術批評を執筆し、批評家としても活躍しています。坦は本学で教鞭を執る以前には、東京朝日新聞社の美術担当記者として主に洋画を論じました。その批評は洞察力に優れ、画壇の組織や制度に対しても鋭い意見を述べています。一方、乙郎は日本ではまだなじみの薄かったドイツ表現主義の画家を積極的に紹介してゆきます。画家の内面がほとばしる表現を高く評価した乙郎は、日本の新人画家の発掘にも力を注ぎました。二人はさらに学生のために美術館の創設を熱望し、本学の創立記念の折には美術家らに働きかけて作品を大学へ寄贈してもらうことに力を尽しました。こうしてあつめられた作品は現在、当館の近代美術コレクションの核となっています。

 本年は大学創立140周年の記念の年となりますが、この節目に坦が創立70周年に、乙郎が100周年にあつめた絵画に改めて目を向けることとしました。また作品に関する二人の言葉や、坂崎親子と交流のあった益田祐作氏から寄贈された版画もご紹介いたします。本展を通して、親子の絵を見る独自のまなざしへ理解を深めていただけましたら幸いです。

開催日程
3月1日(火)~7月15日(金)
休館日:毎週水曜日 詳細はHPをご覧ください。
開催時間
10:00-17:00(入館は16:30まで)
会場名
早稲田大学会津八一記念博物館   1階 近代美術展示室
住所
新宿区西早稲田1-6-1

※新型コロナウイルス感染症の影響により、延期、または中止の可能性があります。最新の情報は主催団体にお問い合わせください。

出演者
-
料金
無料
申し込み方法
申込不要
チケット取り扱い
-
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田」
お問い合わせ
早稲田大学会津八一記念博物館事務所
☎ 03-5286-3835
https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2022/02/22/4384/
バリアフリー
車椅子
多言語対応
-
登録団体
早稲田大学會津八一記念博物館

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